
ソフトウェア無線による受信と解析シリーズ 第1弾
ソフトウェア無線によるデジタル同報系 防災行政無線受信システムの開発
STD-T86編
ARIB STD-T86方式のデジタル同報系 防災行政無線について、方式の概要、受信機の仕組み、電波の調査方法を解説します。ソフトウェア無線(SDR)による受信ソフトウェアを実際に開発し、受信システムを組み上げるまでの過程を紹介しています。
16QAM信号の復調や制御情報の解析に加え、戸別受信機、S-Codecのデコードと音質比較、中継局や誤接続の事例なども取り上げています。無線通信技術を学びたい方にも、同報無線そのものに興味がある方にも楽しめる技術同人誌です。
目次
- 第1章同報系防災行政無線の概要
- 第2章受信ソフトウェアの開発
- 第3章S-Codecのデコード
- 第4章同報系防災行政無線の電波を探す
- Appendix他の自治体の放送が誤って受信されないようにする仕組み
- コラム山上中継局、遠方自治体との誤接続、戸別受信機、放流警報装置など
- 資料参考・引用文献、おすすめ文献
対象読者
- 防災行政無線の制度や通信方式を学びたい方
- 戸別受信機、屋外スピーカーへ情報が届く仕組みに興味がある方
- SDRを使ったデジタル信号の受信・復調を学びたい方
- 16QAMやフレーム解析、音声コーデックの実装例を知りたい方
- ARIB STD-T86規格書を実際の受信データと結び付けて読みたい方
関連ソフトウェア
STD-T86 Decoder
本書で解説したSTD-T86方式のデジタル同報系 防災行政無線に対応したWindows用の受信・測定ソフトウェアです。
本ソフトウェアは本書には付属せず、別途販売しています。
シリーズ刊行物
正誤表
2026年8月10日更新
本書の訂正箇所は以下のとおりです。ページ番号は誌面に記載されたページ番号を示しています。
第1章 同報系防災行政無線の概要
| ページ | 該当箇所 | 誤 | 正 |
|---|---|---|---|
| 2 | 整備状況の説明 | 総務省による取りまとめによると | 総務省の取りまとめによると |
| 3 | アナログ方式の利用期限 | 2024年12月1日は以降利用できなくなる | 2024年12月1日以降利用できなくなる |
| 3 | 表1-1「同報系防災行政無線のデジタル化」 | 2003年4月(H13) | 2003年4月(H15) |
| 4 | 表1-2「ARIB規格の一例」 | 狭帯域無線無線(公共系、タクシー) | 狭帯域無線(公共系、タクシー) |
| 4 | 表1-2「ARIB規格の一例」 | 狭帯域無線無線(4値FSK方式) | 狭帯域無線(4値FSK方式) |
| 4 | 文字表示装置に関する説明 | 文字表示装置へ表示、雨量計等の…… | 文字表示装置への表示、雨量計等の…… |
| 6 | 表1-5 | 複数箇所で閉じ括弧が欠落 | 閉じ括弧を追加 |
| 6 | 表1-5「4値FSK方式」の音質 | 誤った評価表記 | ○(アナログと同等) |
第2章 受信ソフトウェアの開発
| ページ | 該当箇所 | 誤 | 正 |
|---|---|---|---|
| 10 | 図2-6「16QAM変調回路のブロック構成」右端の演算記号 | × | + |
| 14 | 誤り訂正の説明 | ランダム誤りに対して強い特徴あります | ランダム誤りに対して強い特徴があります |
| 14 | 図2-14「制御用物理チャネルにおける伝送路符号化方式」CRC符号化後のサイズ | 120 | 104 |
| 14 | 図2-14のキャプション | 制御用制御チャネルにおける伝送路符号化方式 | 制御用物理チャネルにおける伝送路符号化方式 |
| 16 | 表2-5、3行目 | アイドル情報 | アイドル信号 |
| 16 | スーパーフレームの説明 | アイドル情報が出力されており | アイドル情報またはアイドル信号が出力されており |
| 17 | 7 Byte目の「予約」欄 | グレーの網掛けなし | グレーの網掛けあり |
Appendix 他の自治体の放送が誤って受信されないようにする仕組み
| ページ | 該当箇所 | 誤 | 正 |
|---|---|---|---|
| 21 | 誤接続に関する説明 | 無線通信成長期から問題にされてきました | 無線通信の黎明期から問題とされてきました |
| 22 | FSKの英語表記 | Frequecy Shift Keying | Frequency Shift Keying |
| 22 | トーン信号に関する説明 | 通報内容とこのトーン信号音の両方聞こえてしまう | 通報内容とこのトーン信号音の両方が聞こえてしまう |
| 22 | 図1「トーン信号が重畳されたアナログ同報無線のFFT」 | 音声部に重畳されたトーン信号(2850 kHz付近) | 音声部に重畳されたトーン信号(2850 Hz付近) |
| 23 | スクランブル値の説明 | 周波数やスロットと供にスクランブル値も通知され | 周波数やスロットとともにスクランブル値も通知され |
| 23 | 市区町村コードの説明 | 9桁分しか使えません、重複した自治体が…… | 9桁分しか使えません。重複した自治体が…… |
| 23 | 表1「自治体名と市区町村コード」 | オレンジ色の網掛け範囲がズレている | 正しい対象範囲をオレンジ色で網掛け |
第3章 S-Codecのデコード
| ページ | 該当箇所 | 誤 | 正 |
|---|---|---|---|
| 25 | 適応多重符号化の説明(初期表記) | 適応多重符号320ビットを出力します | 適応多重符号化後の320ビットを出力します |
| 25 | 適応多重符号化の説明(修正途中) | 適応多重化符号化後の320ビット | 適応多重符号化後の320ビット |
| 26 | フレーム比較の説明 | G.722.1のフレームと適応多重符号化を行ったフレーム比較のため | G.722.1のフレームと適応多重符号化を行ったフレームを比較するため |
| 26 | 誤り訂正処理の名称(2か所) | 誤り訂正複号 | 誤り訂正復号 |
| 26 | ビット処理方向の説明 | フレーム末尾からの先頭に向かう逆方向 | フレーム末尾から先頭に向かう逆方向 |
| 27 | グラフの比較 | どちらも概ね似たグラフの形をしてしていますが | どちらも概ね似たグラフの形をしていますが |
| 27 | 基板上のICに関する説明 | FPGAやDSP、RAM等のIC実装されており | FPGAやDSP、RAM等のICが実装されており |
| 27 | フラッシュメモリに関する説明 | フラッシュメモリが搭載されているが気になりました | フラッシュメモリが搭載されていることが気になりました |
| 27 | DSPとフラッシュメモリの説明 | 同機種のDSPとほぼ同スペックのフラッシュメモリ | 同一型番のDSPと、ほぼ同容量のフラッシュメモリ |
第4章 同報系防災行政無線の電波を探す
| ページ | 該当箇所 | 誤 | 正 |
|---|---|---|---|
| 28 | 図4-1の小図番号 | T86方式・T115方式ともに「(a)」 | 「(a) T86方式」「(b) T115方式」 |
| 30 | 調査方法の説明 | 前情報があると調査を楽に進めることができます | 事前情報があると調査を楽に進めることができます |
| 32 | ディスクリート部品に関する説明 | もしディスクリート部品で組もうものなら | もしディスクリート部品で組もうとするなら |
参考・引用文献、おすすめ文献
| ページ | 該当箇所 | 誤 | 正 |
|---|---|---|---|
| 33 | おすすめ文献の書名 | [改定新版]データ符号化技術と誤り訂正の基礎 | [改訂新版]データ符号化技術と誤り訂正の基礎 |
| 33 | 「電子情報通信学会『知識ベース』」の発行元 | 電気情報学会/電気情報通信学会 | 電子情報通信学会 |